34T±2を装着して6週間経った「吉村麻依さん」 今度は 34T±3 につけかえて両バロックギヤの違いを確かめています。 ヒルクライムで結構走れる彼女はより競技者向けの34T±2を好むのか? それとも初心者向けの34T±3が良いのか? さて彼女はどちらのバロックギヤにどんな感想を持ったのでしょうか
吉村麻依です。 5月の撮影から6週間 バロックギヤ 34T±2 を使い続けてきました。 私のブログにもあるようにヒルクライムで効果を実感できたんですが 何よりも「違和感がない」ことが最大の特徴でした。 で今回の7月の撮影では34T±3と±3の両方を試すことになりました。 これね凄いんですよ ±3に変えた時の驚きの感覚が!! 皆さんVTRを是非、ご覧ください。
34T±3 を初めて装着して走り始めた直後の感想は「ポンって跳ね返ってくる」感じでした。 34T±2を6週間使ってから34T±3に交換したんですけど「これは凄く楽しく登れるギヤ」ですヨ! クランク水平で踏み込んだ直後 引き足がポンッと帰って来る。 アレッ ポンって もう帰って来たん!!
「バロックギヤ:34T±3」とは
踏み込み位相において仮想最大歯数37T 、上下死点において仮想最小歯数31T と大きな歯数変化を発生させる形状をしています。この大胆なギヤ比の変化は、ヒルクライムにおいて劇的な効果を発揮します
十分なペダル踏力が発揮できる踏み込み位相においては、3Tぶんギヤ倍数の負荷を与えることでプラス加速度を稼ぎ出し 殆ど踏力を発揮できない上下死点においては、-3Tぶん負荷を軽減させることで素早くデッドゾーンを通過させマイナス加速度の発生時間を短縮させることが可能になります。結果としてケイデンスの向上につながります。
下図の緑色の円は34Tの基準直径です。 赤色の円は仮想最大歯数37Tの直径でクランク角度が90°付近で歯の数が3つほどの間、赤色の円に達していることが判ると思います。この最大歯数が3つというのはかなりピーキーな部類に入りますのでクランク軸トルクのピークの山をハッキリと体感することが出来ます。 逆に言い換えれば、±値が大きいほどピーク角度の違いをハッキリ感じることが出来るということです。 青色の円は仮想最小31Tの直径でクランク角度が上下死点にきた際に青色に達することでデッドソーンを素早くやり過ごすことが出来ます。
図2
上図において 37Tの最大直径(赤) 34Tの基準直径の円(緑) 34Tの最小直径(青) を示す。
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